抹消課題・ひらがなランダム(難)
無料で印刷できる、ひらがながランダムに配置された抹消課題プリントです。
1つのPDFに4種類のプリントを収録しています。A4サイズ・PDF形式で、ご家庭での自主トレーニングや、リハビリテーション、デイサービスなどの活動教材としてご利用いただけます。
ダウンロードは記事下部のPDF画像の下にあります。
このプリントについて
この課題では、ランダムに配置されたひらがなの中から、指定されたターゲットを探して印をつけます。
文字が規則的に並んでいる整列型の課題や、情報量を抑えた普通レベルの課題と比べて、より多くの情報の中から目的の文字を探す必要がある点が特徴です。
そのため、次のような認知機能に関わる課題として取り組むことができます。
- 必要な情報に注意を向ける力(選択性注意)
- 目的の文字を探す力(視覚探索)
- 課題に集中し続ける力(持続性注意)
- 似た文字を見分ける力(判断・識別)
- 見落としに気づき、確認する力(自己モニタリング)
- 視線を動かしながら情報を確認する力(視線コントロール)
ランダムに配置された情報の中からターゲットを探すため、整列型や普通レベルの課題に慣れてきた方が、より情報量の多い課題に取り組む際のステップアップ教材としても活用できます。
普通レベルとの違い
普通レベルの課題と同じく、ひらがながランダムに配置されています。
一方で、この難レベルでは、より多くの情報の中からターゲットを探す必要があります。そのため、どこまで確認したかを意識しながら、ページ全体を効率よく探索することが大切です。
ランダム配置の課題では、文字の位置に規則性がないため、左上から右へ進む、一定の範囲ごとに確認するなど、自分なりの探索方法を考えながら取り組むことができます。
最初から速く終わらせる必要はありません。まずは、見落としをできるだけ減らしながら、正確に探すことを意識してみましょう。
この課題のポイント
ランダム配置の難しい課題では、次のような点を意識して取り組むことができます。
探す順番を決める
左上から右方向へ進む、上から下へ確認するなど、あらかじめ自分なりのルールを決めると、同じ場所を何度も探したり、確認していない場所ができたりすることを防ぎやすくなります。
見終わった範囲を意識する
ランダム配置では、どこまで確認したか分からなくなることがあります。
一定の範囲ごとに区切って探すなど、自分が取り組みやすい方法を試してみてください。
似た文字を注意して見る
ひらがなの中には、形が似ている文字もあります。
ターゲットを探すときは、形をよく確認しながら、思い込みで印をつけないようにすることも大切です。
後半の取り組み方を確認する
課題の後半で見落としが増える場合は、疲れや集中の変化が取り組み方に影響している可能性があります。
最初と後半で、探す速さや見落としの数に違いがないかを振り返るのも一つの方法です。
ただし、プリントの結果だけで認知機能の状態を判断することはできません。その日の体調や睡眠、視力、疲労なども取り組みやすさに影響します。
日常生活との関連
日常生活では、たくさんの情報の中から必要なものを探す場面があります。
例えば、
- 新聞やチラシの中から必要な情報を探す
- 掲示板や案内表示から目的の情報を見つける
- 書類や説明書の中から確認したい部分を探す
- 買い物リストを見ながら商品を探す
- カレンダーや予定表から必要な日付を確認する
- 複数の情報の中から目的のものを探す
といった場面です。
抹消課題は、こうした「見る」「探す」「確認する」といった活動を意識するための練習素材の一つとして活用できます。
なお、プリントでの所要時間や正解数が、そのまま日常生活での能力を示すものではありません。課題への取り組みを通して、自分の探し方や見落としやすい場所を振り返るきっかけとしてご活用ください。
おすすめの取り組み方
難しい課題では、速さだけを意識すると見落としが増えることがあります。
まずは正確に探すことを優先し、慣れてきたら次のような方法で取り組んでみてください。
- 最初は時間を計らず、ゆっくり取り組む
- 左上から右へ進むなど、探す順番を決める
- 一定の範囲ごとに区切って確認する
- 慣れてきたら所要時間を記録する
- 見つけた数や見落としの有無を確認する
- 前回と比べて取り組み方を振り返る
- 疲れを感じたら無理をせず休憩する
「早く終わらせること」だけを目標にする必要はありません。
正確さを意識しながら、自分にとって探しやすい方法を見つけていきましょう。
ご家族や支援者の方が活用する際のポイント
ご家族や支援者の方と一緒に取り組む場合は、次のような工夫ができます。
- 最初は1ページから始める
- 取り組む時間を短めに設定する
- 疲れや集中力の低下が見られたら休憩する
- 最初からすべて正解することを目標にしない
- 「どこから探してみますか?」など、本人が方法を考えられるように声をかける
- 終了後に、できたことや取り組めたことを具体的に振り返る
難しいと感じる場合は、無理に続けず、普通レベルや整列型の課題に戻ることもできます。
文字が小さく見えにくい場合は、印刷サイズを調整するなど、見え方に合わせてご利用ください。
難易度の調整
難しく感じる場合は、次のように調整できます。
- まずは1ページだけ取り組む
- 探す範囲を区切る
- 指や定規を使って確認する
- 普通レベルのランダム配置に戻る
- 整列型の課題に戻る
- 体調のよい日に取り組む
反対に、余裕がある場合は、所要時間を記録したり、正確さを意識しながら取り組んだりすることもできます。
その日の体調や集中しやすさに合わせて、無理のない難易度を選びましょう。
こんな方におすすめ
- ランダム配置の抹消課題に取り組みたい方
- 普通レベルより難しい課題に挑戦したい方
- 多くの情報の中から目的のものを探す課題を探している方
- 視覚探索や注意機能に関わる課題を探している方
- ご家庭で取り組める脳トレプリントを探している方
- 高次脳機能障害や注意障害のリハビリテーション教材を探している方
- デイサービスや介護施設などの活動教材を探している方
- 言語聴覚士・作業療法士などの専門職の方
※本プリントは、認知機能の状態を評価・診断するための検査ではありません。必要に応じて、医療機関や専門職による評価・指導を受けてください。
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まとめ
ひらがなランダムの難しい抹消課題は、多くの情報の中から指定された文字を探すプリントです。
整列型や普通レベルの課題に慣れてきた方が、より情報量の多い課題に取り組む際のステップアップ教材として活用できます。
最初から速く、すべてのターゲットを見つける必要はありません。自分なりに探す順番を考えながら、まずは正確に取り組んでみてください。
難しいと感じた場合は、普通レベルや整列型の課題に戻ることも大切です。ご自身の体調や集中しやすさに合わせて、無理のない範囲でご活用ください。
ご利用にあたって
本サイトのプリントや記事は、一般的な情報提供および自主的な学習・活動を目的としています。医療上の診断・治療・リハビリテーションを代替するものではありません。体調や症状について不安がある場合は、医師や担当の医療・介護専門職へご相談ください。


