無料で印刷できる記号抹消課題プリントです。
1つのPDFに、4種類入っています。
A4サイズ・PDF形式でダウンロード可能。印刷してすぐ使えます。
ダウンロードは画像の下にあります。
【このプリントで鍛えられる力】
抹消課題(キャンセレーション課題)は、たくさん並んだ記号や数字の中から、特定のターゲットだけを見つけ出してチェックをつける訓練です。この作業には、脳の「選択的注意」という、必要な情報だけを選び取って集中する力が欠かせません。また、ターゲットを端から順に探していく「視覚探索能力」を鍛える効果もあります。日常生活において、人混みの中で知り合いを探したり、冷蔵庫の中から目当ての食材を見つけ出したり、新聞から読みたい記事を探したりといった「視覚的な探し物」をスムーズにするための土台となります。
【言語聴覚士としての注目ポイント】
リハビリの視点では、単に「全部消せたか」だけでなく「探し方のパターン」も重視します。例えば、左側の見落としが多い場合は「半側空間無視」の影響を考慮したり、ランダムにチェックしている場合は「計画性(実行機能)」の状態を確認したりします。STとしては、順番に見ていく、指を使って追う、あるいは声を出しながら探すといった代償手段の提案を行いながら、注意の持続力を高めるサポートを行います。この課題を繰り返すことで、脳の「情報を処理するスピード(処理速度)」の向上も期待できます。
【現場で役立つ活用アドバイス】
最初は選択する記号の数を1つからはじめ、徐々に数を多くしていくのがコツです。焦って間違えてしまう場合は、「左上から右へ、一段ずつ丁寧に」といったルールを決めて取り組むと、注意の漏れを防ぐ練習になります。もし途中で疲れてしまうようなら、半分ずつ取り組むなど時間を区切って、「全部見つけた!」という達成感を積み重ねることが、脳のリハビリを継続する一番のエネルギーになります。

